終わらない

帰りたいのとは違う、でも1日だけ日本に戻って羽目をはずして遊びたい・・・と思うのは、今一番の生きがいたる野球の練習が雨で中止になったからだろう。今日は東大の合格発表の日だなあ。早速友人たちにメールしてみた。結果は1人から返信が来て合格。もう1人からはまだ返信なし。いつも返信遅い奴だけど、順当に行けば合格しているだろう。


英語のスピーチ原稿まとまらない。仕方ないからWikipedia丸コピペして、ハイライトした部分だけ読もう。つうか課題が多すぎる。明日提出期限の課題がスピーチともう一つ別なレポート(日米の高校比較)の2つ。さらに米国史の試験まである。範囲は第二次世界大戦後のアメリカと冷戦。さらにさらに、月曜提出期限のレポートもあるんだがそれは結構興味深い。25項目くらいの質問から一つ選んで、参考文献などの書式もきちんとまとめなくちゃならない、高1向けの卒論練習みたいなやつなんだけど、質問が面白い。俺が選んだのは、米国は第2次世界大戦参戦を回避しえたか?ってやつ。まあ俺のは置いといて、6人中3人が選んだのが、トルーマンの原爆投下は正しかったか?というもの。しかも全員がNoっていってるんだから。


授業でも原爆については結構時間を費やした。俺もどう思うか喋らされたしね。投下については賛成した。正確に言うと、投下によって原爆の悲惨さを世界中に見せ付けたことによって、冷戦下における核戦争を防いだという観点から、あの投下も意味のあるものであったということ。そもそもが実験だしねあれは。戦争を終わらせるためとか、米軍兵士の命を救うためっていうの理屈には当然の反対。おまえらどんだけ優勢だったと思ってんだ(#゚Д゚)ゴルァ!!ってなもんですよ。善悪の観点からは語りようがない。それが罪深い行為であることに反対するものはいないだろう。しかし、原爆投下も戦争中の一出来事にすぎないし、戦争そのものが善悪で見ればやはり絶対悪であるわけで、原爆投下だけに焦点を絞るのは、逆に戦争そのものを矮小化してしまう気がする。もちろん、俺は戦争を否定する気もないし、むしろ必要悪として存在し続けるものだと思う。だからこそ、あくまでもドライに善悪論をはさまず、利益追求の手段として行うべきだと思う。まあこんなチンケな戦争論?を語ろうと思ったのではなく、授業ではそういう意味合いもこめて、がんばって話したのさ。そのあとに当然教師がいろいろ説明するわけだが、その中で「もしドイツが降伏する前に原爆ができていたら使っていたと思うかい?絶対落とさなかったと思うけどその理由がわかるかな?」と生徒たちに問いかける場面があった。みんな「わからない」という。そこで教師が俺にふる。俺は当然「同じ白人同士だから」と答える。教師は大きくうなずいて(ていうかこの教師テンション常に高い熱血教師だから、うなずくっていうよりは「Yes!!!It's right!!!」って感じだけど」、その当時の白人の世界観について語る。アメリカ人がこういう認識を持ってるのは正直意外だった。しかも善悪について語るのではなく、淡々と(もちろん熱血なんだけど)そういう時代だったんだって感じで語る。ちなみにこの教師は原爆投下容認派だ。基本的な認識は俺に近いかもしれない。この辺が教師に多い(日本での印象だが)ただのサヨク系とは違うと思う。日本で言われてるほど、原爆を無理やり正当化する発言はなかった。アメリカはこれから未来永劫とまではいかなくても、相当な期間原爆投下の是非について悩むことだろう。原爆投下を罪とするならば、これこそがアメリカに与えられた罰だと思う。

まあ長々と書いてみたけど、意外と常識的だよこっちも。もちろんこれがアメリカ全体だとは思わないけど、だいぶ印象が変わった。第2次大戦にかかわった退役軍人がいなくなったら、もっと変わるかもしれない。


それはそうと、フィギュアスケートジュニア世界選手権は残念な結果に終わってしまいましたね。これをバネに、浅田選手にはより高いレベルに到達してもらいたいと思う。あとWBCアメリカなんで負けてるんだ?自力での予選突破がある意味消滅したらしいけど。日本は最低ベスト4には行ってもらいたいけど、最大のネックは王監督の采配にあるだろうと思う。どうも短期決戦に向かない采配だ、あれは。


さて、がんばってレポート終わらせて寝るとするか